2018.08.09
「生徒が英語が分からない原因はどこに?」
と積極的に考えたのは今から15年20年ほど前のことです。
(年齢を重ねていることをたまに忘れることがあります;笑)
「文法が分かれば英語が分かるだろう」と思いでプリントを作り、
それをまとめたのがこちらでした。
「分かりやすい!」とおだてられ、木に登ったのですが、
それでもなかなか学力に直結しない。
「文法と平行して、単語力をつけさせたい」と思い、
作ったのがこちら。
こちらは、文英堂と桐原書店の両方が出版を考えてくれました。
「高校初級」ということで作ったのですが、
桐原は「高校生の学参としては簡単すぎる」ということで、
ご縁がなくなりました。(営業氏は頑張ってくれたんですけどね)
自他とも認めるできの良さだったので、
Mという個別全国チェーン学習塾で使っていただいたのですが、
こんなことをいわれました。
そこで、教えるマニュアルを作ったところ、
そちらも不評(笑)。
やはり、プロでなければ教えられないのだなぁ。
だったら、プロの指導がなくても、覚えられる一冊を作ろう!
と思い、作ったのが、こちら。
「ピーナッツ」がアイディアの原型ではありますが、
コロケーションで分けていることと、
同じ単語を2回使わないという工夫をしました。
(return homeを動詞+名詞のコロケーションに入れているのが痛恨のミスです)
さきほどの「短文1900」を
個別指導講師が教えられないのは、
名詞句という概念を持っていないことに気づきました。
そして「語順」という発想も持っていませんでした。
そこで、語順シートをマスプリントできるようにし、
「基礎ドリル」を作りました。(その一部を「フレーズ1400」に入れています)
こんなことを書くと身も蓋もなくなってしまいますが、
中堅の生徒を伸ばす秘訣は、
といわせないようにすることです。
究極はこれです。
「いわせない技術」は「英語を教える技術」とは
フォークギターとクラシックギターくらいに違うものです。
おそらくですが、安河内さんや関さんは、
「いわせない雰囲気作り」がうまいんだと思いますよ。
たぶんですが、「うまいだけ」なんでしょうね。
だから、「教える技術」についてはあまりエラそうなことは
いわない方がいいと思うんですけどね。
私も同じカテゴリーの末席にいるので、あまり英語云々とはいいません。
ちなみに、松井先生はハイブリッドという非常に希有な先生です。